30センチ立方のギャラリーで時事的彫刻作品の「月刊連載彫刻」8月分、「独走レーサー MK-3」を先日搬入して参りました。今回は7/22の朝日新聞朝刊一面の 安倍氏優位固まる の記事をもとに制作しました。

福田氏の自民党総裁選出馬見送りにより、実質独走状態となった安倍氏。この安倍氏独走の様を、これまでの表現パターンから脱するべく、大胆に自動車化、トロトロに磨き上げたボディとカーボンパーツのウイングが見所となりました。今回は非常にスリリングな冒険作でした。

表参道近辺にお立ち寄りの際は、ご高覧いただけると幸いです。

月刊連載彫刻　vol.12　「独走レーサー MK-3」
会期　2006年 8月1日(火)〜 8月13日(日)
時間　11：00〜19：00 日曜日は〜17：00
　　　　　　月曜休廊

場所　ギャラリーエス内のセンチ画廊
東京都渋谷区神宮前 5-46-13 ツインエスビル
地下鉄千代田線、半蔵門線、銀座線「表参道駅」B2出口より出て渋谷方面（スパイラルを正面に見て右手）に進み、小道を２本すぎて、無印良品の角を右に曲がる。青山見本帖を越えて右手。ガラス張りのギャラリーの外、左手にセンチ画廊。

入場無料

最終盤まで、すごく苦しかった。これが20代最後の作品。さらばトゥエンティーズ。かむかむサーティーズ。

ふー。

福田氏が降りた時の記事です。

無事だった。車体の裏に穴を空けて、突き刺して輸送。表面はどこも強くはないので、気を使う。

彼は三世議員だし、名前に三が入っているから、タイトルにMK-3を入れよう。車っぽい名前だし。

ネクタイ感を出すために、［］を貼ったり、桜マークと赤丸を組み合わせてジャパンっぽくしたり、星と小赤丸で日米関係らしくしたらと、小技を駆使。

今回は非常にテンパってしまったのでかなりの時差エントリー。

目はガンダム系の部品を流用。具象感を和らげる。

やっといけそうな気がし出す。

普段だと、まず頭から作り、似てくればそれでそこそこは見れるだろと思えるんだけど、今回はそのパターンに疑問を感じて、あえて冒険で作ってみたんだけど、完成像が見えない中で、リミットが近づくのが結構つらかった。

でもこれで見えてきたなー。トロトロ。