こま犬
タカシマヤ搬出からこれまで 1
無事タカシマヤ新宿店の展示搬出が完了して、什器やら作品が戻ってくる。結構前の話になってしまった。
とりあえずアトリエスペースに突っ込んで、後に整頓。
写真にも写ってるんだけど、展示中はこま犬 大のリペアを進めていた。数年前に一度思い立って渦巻きパーツの張り替え、底面出し、平滑化などやってみたんだけど、入り組みが多くて機械が入らず、サフの途中まで行ったところで諦めて箱に戻していた。
なんでまたやる気になったかというと、サイズをみたらガレージの作業スペース(suanaと呼んでいる)にギリギリ入ることに気づいたため。見ため無理そうなんだけど、寸法上は入るはず。エアブラシ作業が近場で出来るなら完成させられるかもと思い、久々に箱から出して作業再開。
渦巻きの側面ペーパー当てとか面が多くて、やりづらくてホント地獄なんだけど、フィギア用に使っていたペンサンダーにアシレックスというフィルム状のペーパーを組み合わせたら驚くほど作業性がアップ。
ただペンサンダーは定格15分というホビー仕様なので、回し続けるとモーターが焼ける。以前一台ダメにして現在二代目。三代目を増し買いして二台体制にしてみた。
その甲斐あって、サフ、パテ、修正の我慢作業が完了して、ベースホワイトに近いところまでいけた。
こま犬を一度箱に
長い間取り組んできたこま犬だが、一度木箱にしまうことにした。
作業に時間がかかりすぎているのと、新しいプランを作ってみたくなり、一度中断。サフ工程が終わってベースのホワイトまでいきたかったが、下地の仕上げが思った以上に大変で。。
木箱は以前に作成してある。全て合板で作ってあるので海外輸送も燻蒸不要。
これにこま犬本体に埋め込んだナット位置で穴をあけてボルト固定する。
ボルト穴の位置出しにこのピン付きボルトを使う。ボルトにドリルで穴あけし、そこのピンを打ち込む。これを5個作って、作品に固定、箱の底板に作品を置いて位置決めし、押し付けて底板にマークする。そこにドリルで穴あけ。
サフの厚吹き
目に付いたところをパテ盛りして、それを平滑に研いだら今度はサフを吹く。
だいぶフラットになって来たので、今までよりも厚めに吹いていく。フラットにならないうちにサフを厚吹きすると、サフが乾いて硬化したときに痩せが出てくる。でもサフは面を整えるのに有効なので、表面の状態を見ながら加減していく。
厚吹きでヌルッと艶が出た。乾くと艶は引く。