こまごま制作
タカシマヤ搬出からこれまで 2
こま犬の修正がだいたい見えた所で、せっかくならこま犬にホトケでも載せるか?
というよくわからない欲求が出てきて、ハス台座をこま犬の背中に載せるシミュレーションをはじめてみる。
悪くない。この感じでハスを載せてその上にホトケを立たせるのは悪くはない。
ただ、なぜなのか根拠はないが多面体的要素も組み合わせる必要がある気がして、その準備に入る。多面体作品は小型しかやっていなかったので中型サイズで多面体作品の制作の流れをテストをしたくなる。
コレを
角材でフレームを組んで
こうして
ラフに組んだフレームから採寸して多面体におこし
切り貼りして組んでみる。エアソーであちこち切り込んで噛み合いを探ってみる。
紆余曲折あり‥
クマ作品ですが、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしつつ、こんな感じになってます。
一度こんな感じにホワイトベースでキュベレイみたいな色にしました。
でも全然ピンと来なくて、、
せっかく多面体のエッジで面の明度が変わるのが見えづらくなって、パールの黄色味が気になり、何日か眺めた末に黒で潰しました。
ブラックボディ
ブラック多面体
深大寺のダルマが梵字の阿吽を入れると聞いて、目は阿吽(ローマ字)にすることに決定。
多面体の面エッジでマスキングしてパールで青みをいれていく。
多面体の青パールに色々な色を足していって、宇宙っぽさを出す。
クマにもグラデーションをいれてあげる。
これで組み上げると1枚目の画像に。あとは足元が不安定なので台座を制作中。多面体のクリア垂れを修正して台座を吹けば完成かな。
仕上げちゃいたい。
クマ方向で進めてみる
結局、人体の方は一度保留にして、多面体はクマに譲り、進めてみることにした。勘で。
多面体を串刺して、全面サフが吹けるようにして、ペーパー番手を上げていく。
クマの方も研ぎながらホワイトのベースを吹いていく。
この画像が今の状態。ベースのホワイトを仮で吹いてみて、整ってないところにペーパーをあてていく。
こっちの方が良い気がしてきた
ファッション誌からの人体と多面体を組んで制作してきたんだけど、こっち方が良い気がしてきた。
お買い物クマのぬいぐるみに樹脂をなでつけて、形を整えたものと組んでみた。
どうするか‥
仮止めできた
昨日組んだ人体部分の接合部は無事ガッチリくっついてた。つなぎの部分を少し彫り進めて、まわりと馴染ませる。
そのあと多面体のパテを研いで、ある程度整える。
2つのパーツの位置を探って、だいたい見えたら人体部分と多面体部分の双方に穴あけ加工して、ピンで固定。
くっついてイメージが見やすくなった。
あと、台座のいらない部分を金鋸でザックリとカット。こういう台座はやったことないので、どういう仕上がりにするか迷う。
台座もだけど、どのくらいの荒さを残すか考えちゃう。いつもfrp塗装前提のツルピカ仕上げばかりだから、荒さ残しの経験値がないんだよね。
首とパーカーを固定
仕上げてしまいたくなってきて、人体パーツを固定してみた。
頭部とパーカー部分、ボディはバラバラで進めていたが、くっつけることにした。
多面体の方はペーパーの番手を上げて、稜線、頂点をシャープにしていく。
まだ完成まではかかりそうだけど、人体部分が固定できれば、多面体と人体を組み合わせて完成イメージを見ることが出来そう。
多面体進める
ガレージの作業スペースでは主にエアブラシ作業をしようと思い、サフはアトリエでやってたんだけど(サフと削りをやるとホコリっぽくなるので)、それだとあまり進まないので、1液のサフを買って使ってみている。
吹いて、
削って、パテ盛りして。
また吹いて。
10年くらい前にラッカーサフからウレタンのサフに切り替えて、更に5年くらい前にウレタンサフのグレード上げて使っていた。一発で決まる膜厚が全然違うので高くてもそっちのが早いなと思って。
ただ、ウレタンだと2液なので、計って混ぜて、吹いて、ガンを完全に綺麗にしてと手間が多かったので、少しラフに扱える1液のラッカー系に戻してみた。
今のところ、いい感じ。
少しづつ
なかなか進まないんだけど、夜とかにちょっとづつやっている。
多面体は手作りしたものを展開図にしてスキャン、辺の長さをコンピュータ上で整えて、それを出力して、また手で組んでという、無駄感が半端ない作業をした上で、ポリを流して固めた。
紙にポリだと浸透、歪み、収縮がまあ出るわな。ポリパテで修正。
そんなことしつつ、エアブラシも吹きたいなと思い、ダルマにサフとベースを吹く。今回はサンメタリックをベースにしてみた。サンメタリックはかなり目が細かいので、ギラギラ感は弱め。しっとりシルバー。
新しく作ってみている
ファッション誌から切り抜いた写真と多面体をコンピュータ上で組み合わせてイメージを作り、そこから制作してみる。というのを試みている。
今まで原型制作の途中過程ではスタイロなどのカービングで作ったことがあるが、フィニッシュがカービング(予定)の作品は作ったことがなかった。大学での実習以来。
情操教育シリーズでは木を使っていたけど、ルーター加工だったので手彫りはなしだったな。
素材的にはケミカルウッドを継ぎ合わせてそこから彫刻刀で彫っていっている。彫刻刀を研ぐのとか15年ぶりくらい。小信の小道具とかも買い足してみた。
モデル部分が進んできたので、多面体にとりかかる。
モデル部分と同じくケミカルウッドからカービングでと思ったが、ビシッと多面体を彫っていくという工程の想像がつかず変更。紙で展開図を作りながら進めてみている。ブロックになる多面体は展開図で制作してみて、ブロックどうしを繋ぐパーツはコンパスで辺の長さを測りながら切り出している。
紙で形が出来たら、多面体部分は樹脂に置き換えるつもり。多面体部分にはタギング、グラフィティー的な塗装を施したいと思っている。
実験的にやってみている。どうなるか。
カープボム
数年ストップしていた作品を進めてみた。鯉のぼりと爆弾をくみあわせた作品。鯉のぼり柄の頭までいって、そこで長らくストップしていた。
これに背ビレとウロコを吹いていく。まずは背ビレ。ベースのホワイトの上にパールが吹いてあるので反射が金色になる。背ビレはかなりデフォルメしているので、少し気持ち悪い。
そしてウロコ。鯉のぼりのウロコと青海波文様はかなり近い。片面を一気にマスキングして、シッポ側から吹いていく。尾周りの絞りにマスキングを追従させるのが難しい。太めのグラデーションパターンなので、iwataのHP-THという0.5の平吹エアブラシを使う。マスキングが緑なので、何だかアロワナっぽい。
マスキングを剥がして、ウロコの重なりのシャドーを吹く。机の上がマスキングのカスだらけ。
吹きこぼしを綺麗にクリーニング。エッジなど整えて、クリアコート。この小型ガンと小型コンプレッサーで吹くにはちょっと面積が広い。薄めを何度かに分けて吹き重ねる。
数年ぶりに進んで嬉しい。