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yoshida akira works diary

今日も髑髏

本日も引き続き髑髏を吹く。ほぼ一日吹きっぱなし。コンプレッサー熱々。

細吹き用にかなり薄めた黒で吹いているので、濃いところは時間がかかってしまう。薄黒と濃黒でエアブラシを2本セットしても良かったかも。終わってから気づく。

あと、こめかみ周りと後頭部周りをやったら、一度クリアでコートして苺にいってみようかと思う。

髑髏を吹く

意を決して、髑髏を吹き始める。決する程の事でもないのだが。

まず、マスキングを使って輪郭を吹く。アウトライン、眼窩、頬骨、歯、ヒビに細い最低限のラインを入れる。

そこからはフリーハンド。いつもよりもフリーハンドでやる仕事の比重を増やしてみた。

少しづつ進めていく。あまり修正を入れたく無いので、塗料薄め、時間ジックリ目で進める。

頬骨、歯周りは感じが出てきた。

梅柄入りの雲を吹く

少し時間がとれたので、梅柄の雲を赤色の部分に吹いた。

はじめは白吹いて、その後ピンクかなと考えていた。だが、よくよく考えると赤色ベースに軽く白を吹いてピンクが作れることに気づく。

まずは雲の白部を吹く。そして梅の花部分のマスキングを剥がす。

剥がした赤色に白をうすーく吹いてピンクにする。

全てのマスキングを剥がし、吹き漏れなどキレイにしてからクリア。

少しだけ進んだ。

エビに彩色

どこから塗っていこうか迷う。赤を吹いた流れでエビ部を進めることにする。

クリアの乾燥時についたホコリなどをペーパーで削り落とす。何箇所かクリアが微妙にタレかけた箇所が出た。まだ低粘度クリアは慣れてないな。入り組んだ部分にザラつきが出ないように、かなりリターダーをいれているのも原因かも。この辺は加減が難しい。

赤が少しだけ漏れだした箇所もあったので、はみ出た赤をデザインナイフで削り落として下地の白を出してエッジを整える。

そんな前工程のフォロー作業が一段落した所で、目の黒を吹く。エッジをマスキングで出すか、フリーでやるか迷ったが今回はフリーで。マスキング工程が無いので早いが、代わりに周辺部に黒が付いた。それを綿棒にシンナーをつけて拭き取り、更に細い口径のエアブラシで白から徐々に赤を足していきながら潰していく。

白から赤のグラデーションを吹くついでで、エビの全体にも白で軽く模様を吹いていく。ヒゲとか雰囲気が出た気がする。

最後に今日吹いた箇所にクリアを吹いて終了。

赤ベースを吹く

エビ子供作品の赤色ベースを吹いた。

柄の配置などパソコンを使って進めつつ、確定している部分は色吹きを始めていく。
まずはマスキング。立体上の曲面なので手間がかかる。曲面に合わせてカットしたマスキングを曲げこみながら貼り付けていく。ラインが出たらあとはマスカーで白を残す部分を保護。レインコートみたいだ。

赤を吹いていく。エビ部は染め切らずに軽くピンク味を残しておく。ピンク味を残しつつムラっぽくしないのが難しい。エビ柄はあとから白を入れるので多少赤味が強いくらいで良いと思う。

塗膜が落ち着いたらマスキングを外す。はみ出しや汚れなど丁寧に落とす。

そしてクリア。アトリエなら大きな口径のガンでガツンと強いクリアが吹けるのだが、suanaはコンプレッサーや換気がエアブラシ用にセットしてあるので、高粘度、高圧の塗装が出来ない。なので低圧で低粘度塗料を薄膜で何層も吹く。

タラーんと艶が出てくれた。

まあ、このクリアは艶用ではなく、この先の塗装で赤のグラデーションが傷まないように保護の目的なので艶はどちらでも良いのだが、やはり艶があるとテンションは上がる。

エビの赤テスト、柄進める

昨日はエビ子供作品を進める。エビ部分の赤グラデーションがうまく出せるか、紙にテスト吹き。白、パールなどとの相性を試す。

平行して、塗装のシュミレーションも進める。前側はだんだん固まってきた。

ダルマポリッシング

今日はダルマを磨く。

コレを磨きます。

クリアの時点で艶は出ているんだけど、表面が平滑じゃないのでペーパーで平らにしていく。削り過ぎてはいけない。

で、番手を上げてからポリッシャー。以前、自立するように少し改造した。バフ部分を机に触れさせたく無いので、前はハンドルで立たせたりフックつけてズボンに掛けたりしていたんだけど、変な力がかかり、結構辛かった。自立する様になり作業が楽になった。

だいたい磨けた。

ついでに、チョコメルトダルマももう一度最終磨きを入れておく。

今日はここまでで終了。帰りのバイクは雨に降られた。

エビ子供作品の柄を考える

最近はエアブラシトレーニングを続けつつ、エビ子供作品の柄を具体的にしていっている。

エアブラシトレーニングは上手くいったり、いかなかったり。エアブラシと塗料の調整で細吹きは安定してきたが、濃く塗りつぶした場所のエッジなどはマスキング無しだとあまりうまく決まらない。フリーハンドのスキルは磨きつつ、マスキングと上手く組み合わせる必要がありそう。

エビ子供の方はフリーハンドの場所を入れつつ、マスキングで文様柄も使い…などと計画。エビとクマ部の接続で色をどう使うかが、なかなか難しい。赤が良いのかな。色のシュミレーションにはやはりパソコンが便利。プリントして考えて、いじって、プリントして…を繰り返す。

最近の制作

なんだか上げそびれてしまって、まとめてアップ。

赤のダルマは下からのゴールドのグラデーションが完了して、クリア、その上からサインを吹き直した。

マスキングして、吹いて、またクリア。クリアの乾燥の為に逆さで吹く。

で、アトリエへ持っていき、クリアを厚吹き。ペーパーかけつつ3回吹いたので、ガッチリです。

で、このところなんだけど、エアブラシの修行というか、トレーニングを一人行っています。

きっかけはエビ子供にどんな塗装をしようかなと考えていた所から。最近、塗装がマスキングでの仕事ばかりになり、少し窮屈になっていた。

塗装を始めたころはフリーハンドで吹いていたんだけど、出来に満足がいかず、マスキングを使う様になった。マスキングでかなり複雑なものも吹けるようにはなったし、クオリティーも上がったとは思うんだけど思ったものがパッと吹けない。マスキング考えて、色重ね毎にクリア吹いて…とやっていると完成への工程が膨大になり過ぎて、なんか間延びする感じがして。

作品と制作の自由度の為にエアブラシの表現力は磨いた方がいいかなと思い、トレーニングを始めた次第。

今まで練習とか、ほとんどやったことなかった。本番で失敗しながら無理くりやってきたけんだけど、やりだすと結構楽しい。こんな扱い出来るんだとか、発見もあったりする。

今日はイチゴを題材に。もうちょっとやりたかった。続きまたやろう。

昔のダルマの補修とコンプレッサー整備

sunanaで使っているコンプレッサー、いろいろとトラブルが続いていたので、根本的に治そうと試みる。

防音箱に入れた本体のrichcon ks-708(珍しい機種 イエロー4という機種のOEM元バージョン)は頑丈にできているので問題無いのだが、その先でいくつか問題が。

1 防音箱内部が高温になりすぎる。
2 高温になるのでエアホースが裂ける。
3 2とは別で微量のエア漏れがある。

2については以前に防音箱内部のエア配管をすべて金属製に変えたので、裂けることはもうない思う。
で1については一週間ほど前に12cmのパソコン用の冷却ファンを取り付け、多少の改善出来たはず。防音を気にしてエアの流路を複雑にしているので、劇的には変わって無いけど良くはなっているはず。
それで今日は部品が届いたので、3を直してみた。

コンプレッサ周辺の配管から漏れがあるのでは?という予想のもと、タンクの直前に逆止弁(チェックバルブともいう)を入れてみた。これが上手くいけばコンプレッサー周りからエアが漏れてもタンク内の圧力はキープされ、再起動時にはコンプレッサー内の圧力は下がっているのでモーターにも優しいという、素晴らしい仮説が立っている。

真ん中がpiscoのチェックバルブ

が、結果は残念なことに逆止弁の音で作動音がうるさくなり、エア漏れ(ゲージで見る圧力の低下)は変化なし。

コンプレッサーより先の配管は石鹸水でチェックしたけど、漏れは見つからなかったのでウーンと頭を抱える。でもエア漏れと言ってもかなり微量で10分で0.005Mpaくらいゲージが下がるというもの。圧力ゲージが細かいのでそれが読めるけど、普通は気づかないレベル。

なので、もうそのことは気にしないことにする。一度組み付けた逆止弁は外して元の配管に戻す。

その後、昔の赤いダルマで輸送中に傷ついてしまい、長く寝かせていたものがあったので、赤とパールゴールドを吹いて修正。コンプレッサーをガンガンに連続運転させてみた。

夕方、コンプレッサーの調子が怪しい。うまくエア圧が上がらない。いつものパターンは
連続運転→防音箱内高温→ホース破裂→エア漏れ→圧が上がらず連続運転→さらに高温 という悪循環。

高温でパッキンでも溶けたかとモーターを止めてゲージを確認。どこかに漏れがある場合、空気圧が急激に下がるはず。でもエア圧は下がらない。つまり配管漏れはない状態。コンプレッサーを回して圧力の上がりを見る。通常時は0.31Mpaまで上げられるコンプレッサーなので0.29Mpaで運転ストップ、0.2Mpaで再起動という設定にしている。
0.25Mpaまでは順調に上がったが、それ以降が伸びない。0.26Mpaにいったあたりで運転は続くが圧の上昇は止まってしまった。

このコンプレッサーは小型、低圧、大風量というタイプでダイアフラムというゴムパーツを使っている。なので通常のピストンタイプよりも圧が上がらない。代わりに吐き出せるエア量がピストンタイプより多い。suanaではエア工具は使わないし、エアブラシ、小型ガンのみの使用なので0.2Mpa以上はまず使わない。なのでこのタイプにしたのだが、このダイアフラムが熱の影響で柔らかくなり、通常の温度の時よりも最高圧力が下がってしまっている?そんな気がする。

もしかしたら今までもこのパターンで圧が上がらず、高温になっていたのかも。圧力スイッチの設定を0.25Mpaで運転ストップ、0.2Mpa で再起動に変更した。しばらくこれで様子を見てみよう。

あと、もしかしたらなんだけどエア漏れと思っていた圧力の微妙な低下は、圧縮されたエアが冷却されて、その分が下がって見えていたのかもしれない。コンプレッサー本体は素手で触れないくらい高温になるし、防音箱外のエアホースもかなりあったかい。タンクはアルミで冷えているので、あり得るかも。今度、完全に冷めた後での圧の変化も見てみよう。