年末くらいから、だるまの制作に取りかかっている。
仏像作品も進行させてたんだけど、だるまの方がピンときたので、仏像作品は一時ストップでこちらにかかっている。
マスター制作、型取り、テスト五体の型抜き、修正、サフ、顔面デザインを経ていまこれ。
後ろに作りかけ作品がいくつか写ってる。あと、制作など用にタブレット買った。資料画像とか作業しながら見るのにとても良い。
五体の集合がこれ。上の画像から顔を少し変更して、眉と髭をタイトに近づけた。この五体と別にマスターが一体ある。
仏頭つづき。頭の中の芯材が出てきたので、エアリューターのデカい方でゴリっと削り取る。
芯材はアルミホイルとポリパテ。ポリパテ部分を削ればアルミホイルは押し込んで成形できる。
成形したあとに、またパテを盛っておき、モデリング時の沈み込みを抑える。そこからまたモデリング。
最終的には十一面観音にする予定なので、軽く小さいのもつけてみる。
アトリエが寒く、練ってもスカルピーが柔らかくならないので、スパチュラをターボライターで炙りながら形を作るが、面倒になり、ホットスパチュラを作った。スパチュラにニクロム線を巻きつけて、スイッチを挟み、スライダックにつないだ。3Vくらいでちょうど良い。
使ってて、早速火傷した。シールドとかつけたいけど、取り回し悪くなるのは嫌だし、しょうがないか。
制作の方向性とか考えてみたり、Webサイトの整備とかを経て、少し手を動かしはじめる。
大まかなプランは決まって、細部はまだ詰めてないけど制作開始。
久々にスカルピー。溶剤分が抜けてだいぶ硬い。ラッカーシンナーで練りこみつつ使用。
宝塔なしの頭部でだいたい100ミリ。頭頂部で芯材が出てきちゃったので今度削らないと。
手と比べるとサイズがわかる。
このところ、このWebサイトの整備をやってました。
作品のマケットを作りつつ、新作というか新作に向けての自分のスタンスというか、違和感、課題をどう越えていくかというか‥‥いうかばかりになってしまい完全に手が止まりました。
いつも頭より手を動かしてしまう所があり、それば嫌いじゃないんだけど、そこが違和感に繋がる気もしているので、ここはじっくり手を止めてみるのも大事かと思い、ステートメントを作り直すつもりで頭であーだこーだ練りこんでました。
それで過去作をまとめなおすのも必要かと思い、Webサイトの整備を。あと本当に完全に頭だけだとやっぱりキツイので実制作はしなくとも、少し作業を。
数年前にブログのシステムをベースにサイトを作ったんだけど、かなり古びてきてて新作をアップするのがなんだか伸び伸びになってました。
どうせ新しい作品をあげるなら、仕組みごと新しくしちゃえ、やっちゃえ!とサイトのリニューアルに着手したものの、かなりの苦戦をしましたよ。
新しいソフトとサーバーのソフトのバージョンが合わないところから始まり、別で借りたサーバーとの相性問題から、インストールしたソフトの一部機能が動かず、さらに別でサーバーを借りるハメに。テンプレートいじるも、ミスるとページが完全に白紙になり、ログインすら出来なく冷汗状態となったり、特定カテゴリの画像だけ引っ張るのに、一日ぐらい試行錯誤したり、最後完成時にデータフォルダを間違えてアップし作り込んでいたコトに気がつき、データベースを移行するハメになったり、まあひととおり引っかかる罠には全て引っかかった感じです。パソコンに向かいすぎて腰がガチガチに硬くなりました。
でもその甲斐あって、新しいブログソフトにもだいぶ慣れ、なんとか見れる形に。いろんな情報をWebに出してくれてる方々に感謝。
3Dプリンターもそうだけど、このサイトで使ってるWordPressもオープンソース。集合知というのか、オープンソース、ネットでの知識共有とか、そのへんの流れが本当に肌で感じられる。いろいろかわってきてるんだなー。
この前の土曜日、日本科学未来館でおこなわれてたMaker fair 2012 Tokyoにいってみた。
このMaker fair 2012 Tokyo、雑誌makerが主催する、主にハイテク系家内手工業の人々が集まるお祭りらしいです(アバウトな主観)。
見たかったのは2つ。今年のワンフェスでお目見えしたという、クラタスを見てみたかったのと、3Dプリンタ 3DCNCマシンがどんなものか調べたかった。
で、クラタスはこんなだった。
動いてるとこは見れなかったけど、スタッフさん達が整備してて、シャーシ部とか外装とかいろいろ見れた。写真はバックショット 外装が開いて内臓が見えてる状態。腰のシャーシはかなりぶ厚くゴツイ金属で、グリスまみれのいい色してた。逆に表で見えてる外装は音的に樹脂パーツを使ってるみたいだった。
二足歩行じゃないのがちょっと残念だけど、これを作っちゃうのは凄い。おじさん、子供が興奮気味に取り巻いてた。自分含む。30台くらいの受注がきてるなんてどこかで聞いたことがある。
でもう一つの目当ての3Dプリンター等。ABS樹脂を積層していくタイプのを持ち込んで実演してる方が5ブースくらいあったかな。あとで調べてみたらドイツ、アメリカを中心にオープンソース、低価格のプリンターがいろいろ出てる模様。ただ、各ブースはプリンタメーカーではなくてプリンターを買った個人が活動を見せるというブースなので、プリンタのことばかり聞くのも悪い気がして‥でも出力してるシーンを生で見れたのは良かった。まだまだ発展途上の分野らしく、出力解像度、出力素材、価格なんかが日々向上してるらしい。3Dスキャンとモデリングソフトウェアの方も気になるところなので、少し調べてみよう。
そのあと秋葉原で友人の個展を見に行く。作品がダナミックに展開していて見応えがあった。
なかなか充実した一日でした。
先日発売された月刊アートコレクターズ誌(生活の友社刊)に、作品画像が掲載されました。
こんな感じに。
立体特集とのことで、友人、知人が結構載ってます。
あと最近は、小から中品を試しながら作ってみたり、
こんなポリエステル樹脂用のガンをニコイチ改造で作ってみたりしています。
ガンはまだゲルの吹き出し量に課題があるので、加圧カップを注文してみました。これで粘度の高い、かつ高速硬化の樹脂がガン吹きできるのでは無いかと目論んでいる。
あと、銀座に展示を見に行ったついでにオータムジャンボ売り場を覗いたら、以前制作して宝くじ売り場に納めた宝猫が仕事をしていた。
毎シーズン、ジャンボの時に出現して、人々の祈りを一身に受けている。年末とかは身体が見えないくらいのお賽銭に埋れてたけど、今はまだ全体像が確認できる。
一番売り場は行列でしたが、宝猫のいる売り場は比較的買いやすそうでした。
一昨日は横浜にある宮川香山 眞葛ミュージアムに行ってみた。
横浜駅から十分くらい、駅から離れてすこし落ち着いたエリアに、小ぶりのギャラリー風のスペース。そこだけガードマン1人。
ミュージアムというには小さいけれど、作品は充実。画集では見てたけど、現物はやっぱり凄かった。あれだけの装飾の過剰性をしっとり落とし込んで品にしてるのが凄いし、作品に対する執念がもう何かすごすぎて…
それだけをピンポイントで見に行ったので短時間でしたが、充実でした。
帰りにシューマイ買ってみた。
いやー長かった。塗装にここまで時間がかかったのは初めて。金のラインを多用したのと、塗装面積が大きかったのでとで、むちゃくちゃ時間をかけてしまいました。磨きを終えて、足の裏にカーペット貼って、完成。
一昨日は撮影準備でアトリエをかたずけ。
クリアと修正が済んで、昨日から研磨、ポリッシングに入る。
現行モデルから2世代くらい昔の日立の125ミリポリッシャー。1500番の耐水ペーパーから2000、フィルム系と番手を上げてからこれで磨きまくる。
磨きで水を使うと本格的に皮がベロベロになるので、指サックを着用。
昨日は黒が入っているあたりから磨き出す。
画像だとクリアの吹きっぱなしとの違いはわかんないんだけど、現物見るとフラット感が全然違う。
今日は体がだいぶ進んだ。
画像は昨日の。この工程になると、画像に違いが出ない‥今日のも絵的にはほぼ同じ。
ブログ更新が久々になってしまいました。
作品は進んでいて、柄はだいたい終了。
フロントが寂しかったので、柄を追加。ラインの硬さがとれた気がする。桜の上に白が入るので、下の柄を潰しながら吹いていった。
あと折り鶴に光輪というか、フレア的なものを追加。このゴールドは後ろの柄を透かす。なんで適度に下地も見える。良い感じだと思う。特に黒の上が綺麗。
そんで、サインも入れてみた。いつも左足の後ろ下に入れてるんだけど、そこには空きが無いのでやや内股気味の位置に入れてみた。下に装飾も追加して、全体の雰囲気に合わせる。
そこで新規柄は打ち止め。柄のマスキング時に出来た段差を全てクリアで埋め切ってフラットな艶を出すために、クリアをドーンと吹いていく。一晩硬化させたら次の日、ペーパーで全面研ぎ出して平らにして、またクリアをドーン‥を繰り返す。
あとマスキングのエッジが微妙にギザついたところや、細かな吹き損じをタッチアップしていく。カッターでほじくってホコリを取り除いてクリアで埋めたり、そんなことを繰り返している。
昨日は平滑にするためにペーパーがけしていて、何カ所か柄を剥がしてしまった。まわりこみの部分でクリアの厚みが足りなかっみたい。再マスキングして吹き直す。このところペーパー作業が続いたので、指先の皮がペラペラ。
あとは修正とクリアの厚みに納得がいったらラストのクリアを吹いて、そこからポリッシング。