張り子大のFRP原型の修正を進める。
基本的にはヘコミに樹脂を塗り(盛り)、出っ張りを削る。これを平面、曲面に納得がいくまでひたすらに繰り返す。
見た目上はほとんど変わらない作業が延々続くのと粉が出る、臭いが出るでマスクが外せないのでかなり精神的にしんどい作業。
でもこれをしっかりやっておかないと塗装をしたときに平面がヨレてしまい決まらないので大事な行程。
型取りの終わった胴体部と頭部、耳をポリで接着。
接着部も他と同じ素材なのでこの後の研磨がやりやすい。パテなどで硬さが違うと、継ぎ目を削っていっても柔らかい方が削れすぎて段差になりやすい。
手前右はホットガン。ポリを盛って加熱し強制硬化させて位置を決める。
左が中サイズ、右が大サイズ。
寸法上は1.31倍なんだけど、実際に作ってみるとかなり大きい。
立体物だから1.31×1.31×1.31で2.25倍ってのが正しいところなんだろうな。
左がスタイロから切り出した胴体部分。右がFRPになっている頭部の球体。
スタイロは寸法を計算して厚みとサイズをコントロールしている。
制作する作品の完成サイズが決まっているので、極力誤差が出ないように慎重に進める。
犬張り子大の頭部のもとパーツ。
半球から型取りを2個やって、合わせ目をすりあわせてから接着、その後継ぎ目を綺麗に成型する。
半分くらいは隠れちゃうんだけど、きちんと球で作っておいた方が後でラク。
マケットは香港に空輸されるのである程度、頑丈な箱に入れる。
5.5ミリのベニヤと1×1の角材を用いて制作。